多くの人が勘違いしている「食物繊維」の種類

「食物繊維を多くとると、便通もよくなるし健康になる」

というのはよく聞く話なのですが、「食物繊維」には実は2つの種類があります。
これがなかなか知られていないのではないかと思って自分なりに勉強したことをまとめておきます。

食物繊維には大きくわけて以下の2つの種類があります。

非水溶性食物繊維
水溶性食物繊維

それぞれの特徴をまとめてみました。

非水溶性食物繊維・・・野菜などに含まれる「筋」のようなもので、ごぼうなどの野菜類、穀物などに多く含まれるものです。イメージ的に「食物繊維」というとこちらのイメージが強い方が多いです。「筋」なので水には溶けない、つまり非水溶性、となります。
非水溶性の食物繊維の特徴としては、胃や腸で水分を吸収して大きくふくらんですすんでいくため、食物のカスなどをとりこみながら、腸を刺激し、便通を促します。
水分を吸収するため、水分を多めにとることを心がけないと腸内の水分が少なくなり、固い便になる恐れがあるので、要注意です。
便の回数が少ない、年齢が高くなるにつれての便秘などの場合には非水溶性植物繊維を多くとることにより、便が様々なものを取り込み、面積が大きくなるため、快便につながるといわれています。

水溶性食物繊維・・・わかめや昆布、こんにゃくや大豆、果物に含まれるネバネバやサラサラな食物繊維です。
水分保持能力が高く、好ましくない物質をとりこんで、便として排出させます。
便秘と下痢を繰り返す方や精神的なもので、おなかがゴロゴロしたりする方は水溶性食物繊維を多くとることにより、快便につながります。

両方のタイプによって、どの食物繊維を取込むかを判断して対応できるのが一番の理想ですね!


食事摂取基準(2010年版)から調べて行くと、日本人の18歳以上の食物繊維の目標量は、1日あたり
男性19g以上
女性17g以上
となっていますが、この数値はなかなか達成できないという結果もでているようです。

大腸がんになった人、治療中の方にとってはとても大切な「食物繊維」の知識はやはりあったほうが日々を過ごすのにはとてもいいことだと考えています。

そして食物繊維だけをとってもその効果は半減してしまうどころか便秘を促進してしまうようですね。
水分をたっぷりととることが一番の便秘解消になるのではないかと思っています。

現在、夫の場合はやはり手術後から便秘気味が続いていたので、マグミットを処方してもらっています。
今もマグミットを常備していますが、毎日飲むわけではなく、どうしても苦しい、というときにマグミットの力を借りることにしています。
普段は水溶性の食物繊維をとるように心がけて、あとは水分を意識しています。
水分が少ない日にはやはり便秘がちになりますし、水分を多くとった日はマグミットを飲まなくてもかなりスムーズに快便が続きます。

1度便秘になると、それを改善するまでに1週間ほどの時間がかかっています。
今日食べました、はい、明日改善!というわけでもないので、やはりそれくらいはかかりますね。
でも考え方によっては1週間を目処に食べるものをコントロールすれば、快便を続けることができるのでは?と思っています。

水分が少ない!と感じたら、やはり水分、というか「水」をとることが一番ですね。
「お茶」や「ジュース」などではなく「水」というのがポイントですね!
夫の場合はよくいわれる1日2リットル、というのを基本にしていますが、多いときには3リットルくらいのときもあるようです。
きまって、常温の水、ですが。
自宅や会社にいるときは、そこにある水を飲みますが、外出先であ!!と思ったら、お金を出してでもコンビニやスーパーで常温の水を購入して飲むようにしています。

こういった日々の蓄積と食物繊維の知識である程度のところまでは、快適に過ごせるのかな??と考えています。

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