「がんです」その告知を受けたときの心境

日々徒然

夫の場合、まだ診断がきない大腸カメラの段階で、大きなポリープ、というかポリープというほどの大きさでもない、7センチほどの腫瘍が大腸にあるというのがわかっていました。
その時点で、手術は決定、という告知をうけました。

それから1ヶ月後。
大腸カメラを担当した内科の担当医から告知をうけることになるのですが。

先生のほうが36歳の夫と私に対して、とても言いづらそうにしていました。


実は、大腸カメラの段階であまりよくないだろうということは認識していたので、私と夫はその日までに「現実」を考えて、その上で「仮説」をたてて話をしていました。

・生命保険に入っているから治療費はまかなえるので心配はいらないこと
・もし大腸がんだったとしても、治療をすればいいのではないか
・もし手遅れだったとしても、それはそれでしょうがない

待合室で2人で最終確認をして、診察室へ。

先生から「残念ながら大腸がんでした」という告知をうけたときも、がが〜ん。という感じではなく、まずはそれがどういう状況なのか、という「先」のことを意識していました。
「過去」を考えてもそれはどうしようもない。

あのときああやっておけばよかった
あのときもっと強く言えばよかった
あのとき・・・

と後悔しても何もかわらないのが「現実」。
目の前にあることを受け止め、自分たちが何ができるか、何をするべきか。
とにかく「前を向く」「愚痴を言わない」。
意識したのはそれだけでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました