大腸がん術後4年半の食生活

日々徒然

私たち夫婦の場合、食生活についてはいくつかのステップがありました。

・大腸がんとわかってから手術までの食生活

・手術後から抗がん剤治療が終わるまでの食生活

・抗がん剤治療が終わってからの食生活

大きく分けるとこの3つになります。

大腸がんとわかってから手術までの食生活に関しては、とにかく手術の前に大腸が破裂したりするのを避けるために、消化のいいものをよく噛んで食べることを意識していました。
というのも夫の腫瘍は7.5センチもあり、大腸をほとんど塞いでいる状態なので、消化がよくなく、便が詰まってしまうのも危なかったので、約1ヶ月はかなり気を使って食事をつくっていました。
うどんや豆腐、野菜もなるべく消化のいいものを。ゴボウなどは食物繊維が多すぎるのでNGにしていました。

そのおかげもあってか!?無事に手術の日を迎えることができました。

手術後の食生活は、退院のときに栄養士からアドバイスをもらったのが「しばらくは、ハムやソーセージなどの加工食品はあまり食べ過ぎないようにしてください」という注意点を1つ。その他は特に気をつける点はないということだったのですが、自分なりに調べて、夫が快適に食生活を過ごせるように気をつけていました。
薄味を心がける、よく噛む、全体的な量を少なくする(これは体重増加の防止のため)、野菜類を含め、多くの食材を活用していました。
体重増加の防止に関しては、手術の際に想定より時間がかかり、腹腔鏡手術でなんとかできたけど、少し脂肪の壁が厚かったという主治医の言葉を聞いて、もし、また手術になることがあった場合に少しでもリスクを減らしたいという夫の希望で少しですが、気をつけるようにしました。
抗がん剤治療中は末梢神経障害で、少し味覚が変わってしまったので、それでも食事が楽しくなるように、ダシの味を少し濃いめにとって、化学調味料などはなるべく使わないようにしていました。

抗がん剤治療が終わってからはこれまでの食生活の改善が身についてきていたので、それを継続することを意識しています。

大腸がんになってから大きく変わった点としては

・化学調味料をあまり使わなくなった
・ダシに気を使うようになった
・醤油やお酒、みりんをちょっといいものに変えた
・食材を多く使うようにした
・ラーメンをほとんど食べなくなった
・ポークやシーチキンなどの缶詰もあまり食べなくなった
・お酒を飲まなくなった

というのが主なものでしょうか。
とくに手間がかかることはせず、継続出来ることを意識していました。

そのおかげもあってか!?はわからないのですが、4年半経った今も再発もなく、主治医もびっくりするほど病気前よりも血液検査の結果が良くなっているね、と言われるほどです。
体重も手術前よりマイナス10キロくらいをキープできているので、とてもいい感じに毎日を過ごせているな、と感じています。

もちろん、食生活だけではなく、適度なストレッチや少しの筋トレを継続している夫の努力もあります。
その証拠に同じ食生活をしているのに私は痩せていない・・・←4年半のうち10ヶ月は妊婦していたせいもあるかなーと自分なりの言い訳です・・・。

最近の食事の写真を撮影してみました。
キャベツと新玉ねぎとベーコンのパスタ、ミニトマトを添えです。
ここではベーコンを使っていますが、このベーコンも無着色のものを使っているのであまり色が良くないです。
全く加工食品をゼロにするのは難しいので、そこでストレスがたまらないように取り入れていくのも大切だなぁと感じています。
「食べられないストレス」も再発には良くないだろう、と思っているので、その辺はゆるゆるです。

もちろん、お菓子やジュースはストレスないように食べたい時に食べている状況です。
外食も時々はしますが、入るお店がガラッと変わりましたし、頼むメニューもガラッと変わりました。
でもストレスがあるか?と言われたら夫婦ともストレスは感じることはないかな、という感じです。

私も最近はワンパターン化しているので、レパートリーを増やして、食生活をさらに充実出来るといいなぁと思っています。

やはり大腸がんになると、食事のことが心配だと思うのですが、まずは主治医や病院にいらっしゃる栄養士さんに相談して、自分なりに本やネットで調べて、あまり気負いせずに続けられることをそのステップによって続けていくことがいいのかな、と思います。

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