4年前の記事を見直す、思い出す。

日々徒然

自分で読み返しても、4年前の今日のことを鮮明に覚えているのは私たち夫婦にとっては未来が繋がるかどうかの大きな大きな分岐点だったと今でも思っています。
4年前の記事は以下をクリックすると見れます。

2012年11月3日 夫の自覚症状
2012年11月4日 手術まであと4日

あとで振り返ると「自覚症状」だったのですが、その時はなんだか体調がおかしいなぁと思うだけ。
きっと病気ってそんなもんなのかなぁと思ってしまいます。

各地でもおそらくがんになった人のサポートブックなどでサポート体制なども準備されていると思います。
がん患者の集まりなどもあるようですが、私たち夫婦はそこには一度もいきませんでした。
というのも夫婦で話しをすることが一番、現実を感じ、そして前向きに進めたからです。

今、4年前の記事を読むと、腫瘍の大きさは5センチくらい?なんて書いてますが、実際には7.5センチありましたので、やはり手術前はおおよそのことしかわからないというのが現代の医療だと思います。
そして手術して見ないとわからない部分も多々。

先日、亡くなってから満13年になる父の命日がありました。13年なんてあっという間ですね。
51歳で亡くなった父はきっとやりたいこと、もっともっとあっただろうなぁと年々父の年齢に近づくにつれて、気持ちがわかるようになってきたような気がします。

私の父は胃がん、スキルスだったのですが、手術前は「手術をしたら治る」と言われて手術室に見送りましたが、手術が終わってからの説明で「がんは思ったより進行していて、膵臓まで達していたので胃を全摘、そして膵臓も全摘。それでもリンパ節転移もあり、がん細胞は取りきれなかった」という主治医の話を聞いていたので、夫の時も「もしかしたらがあるかもしれない。余計な期待はしないでおこう。」という気持ちと「手術すれば取りきれる。大丈夫。」という気持ちが入り混じってなんとも複雑でした。
手術室に見送る時は父の時は初めての経験だったので「未来」しか見えてなかったのですが、夫の時は「もしかしたらもう会えないかもしれない」という気持ちが大きすぎて、まともに目を見れなかったのを思い出します。あの時は今考えても一番不安で、一番怖かったかも。

そんな日々を過ごして、4年が過ぎ、再発もせずに暮らしていて、それも息子ができたという大きな喜びはなんとも歓喜深いです。
きっと年末までこんな気持ちで感謝と嬉しさを持って過ごすんだろうなぁと思っています(笑)
健康、大切ですね。

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