大腸がんの初期症状　〜夫の場合〜

周囲でも大腸検査で、精密検査をするように、という連絡があったという方が増加中。
大腸カメラでの精密検査になる前に、まず知りたいのが、大腸がんの初期症状について。
大腸がんは初期症状がほとんどないとも言われていますが、夫の場合は、かなりすすんだ症状だったので（ステージ3aで腫瘍が7cmくらいありました）、初期症状はいろいろありました。

今日はちょっと初期症状についてまとめていきたいと思います。


夫の場合、2012年3月の健康診断で、血便があったということで精密検査を、ということでした。
この時点で、すでに夫の場合は、便に血がついていることが時々あったということでした。
毎回ではなく、時々。
潜血ではなく、どす黒い血液のようなものが便についていたということです。
そのとき、お腹の左側を便が通るような感覚のときに痛みとまではいかない違和感があったそうです。
あとは便が細くなっていたようです（太さも細いし、長さも短い状態）。
痔かな〜くらいの感覚で健康診断をうけたら、血便があったということだったので、「やっぱりな〜」とは思ったそうですが、ここでも「痔だろうな」くらいにしか思っていなかったようです。
　＃実際に健康診断の所見でも、血便はありましたが、若いから痔だと思います〜と軽く流されました。その際にも担当医に便を出すときに違和感がある、という話をして、最近便秘気味なんですかね、という話をしたらそれでも痔だと思いますね〜という程度の話だったようです。

それからこの症状が続いていたのですが、夫は便秘としか思っていなくて、7月ごろくらいからは、その違和感も強くなっていってたらしいのですが、それでも私には言わず。
8月ごろになり、お腹が痛いといって横になることが多くなっていました。
見かねた私が「だから精密検査をしなさい！！」と強くいって病院の予約をとって、9月に大腸カメラをいれて、10月に結果がわかって大腸がんだった、という流れです。

こうやってふりかえると、おそらく2012年3月の時点で、ポリープというかわいいものではなく、すでに初期の状態を超えていたのではないかと思います。
初期症状が出るころにはすでに進行しているというのが大腸がんなので・・・。

本人は便秘だと思い込んでいるので正しく先生に伝えられなかったりする部分も多いにあったと思います。
これまでの話をまとめると・・・。

・お腹が痛い、違和感
・便が出づらい
・便が細くなる
・どす黒い血液のようなものが便につく、まざる
・食事をしてあと、少し苦しくなる傾向（おそらく便が出ていないからだと思われる）

初期症状と呼べるのか？というものもありますが、一応夫の症状としては上記のようなものでした。

いろいろしらべていくと、腫瘍ができる場所やがん細胞がある場所によって違うこと、個人差があるらしいのですが、上記のような症状が続く、感じるのであれば、まずは大腸カメラをおすすめします。

「ほら、何もなかったじゃない。だからやらなくてもよかったよね。」

と言えるのは、何もなかったからです。
何かあったら

「ほら、やっておいてよかったね。」

になります。
これは夫と私の経験からも100%そうだと思います。
遅くなれば遅くなるほど、完治にも時間がかかりますし、もちろんお金もかかります。

夫が大腸がんになることで、私たちは「健康」や「仕事」、「今」、「周りの環境」について大きく考えるきっかけになりました。
仕事は大切ですし、今も大切です。
忙しいのは当たり前です。
でも、健康を管理する時間とお金をケチってしまうと、何もできなくなってしまうときがきてしまうかもしれません。
そうならないように、自戒の意味も込めて、大腸がんの初期症状をまとめておきました。