夫が大腸がんになった原因を考えてみた

日々徒然

大腸がんになってから7年過ぎたからこそ考えられる「なぜ夫が大腸がんになったのか」ということ。
「大腸がんですね」と言われたあとは、その後の検査や手術、調整、やることに追われてそんなことを考えると悲しくなるだけで、考えないようにしていたというか、考える余裕もなかったような気がしています。

手術前から主治医とはいろいろな医学的な話をしたり、抗がん剤治療などをしながら、意見交換するくらいまでに勉強して、いろいろ教えてもらえることも多かったです。

その時に「ではなぜ、夫が大腸がんになったのか」という部分をいろいろ考えてみたり聞いてみました。

・遺伝があるかもしれない(ないという見解もある)
・生活習慣(しかしどんなに生活習慣ががんになるのかは不明)

いろいろ調べていると 結局は「運」なのかな、と感じました。

どんなに健康に気をつけていても、がんになる人がいる。どんなに遺伝がなくてもがんになる人がいる。

そして、大腸がんの手術が終わり、抗がん剤治療をする際にも、いろいろ検討しましたが、

・抗がん剤治療をやったからといって必ず再発しないかといったらそうではない(つまり抗がん剤治療をやっても再発する人はする)
・その逆もあり、再発しなかった人が抗がん剤をしたおかげなのかもわからない(つまり抗がん剤の効果ははっきりとはわからない)

ということを主治医といろいろ話しました。
それも理解しながら、夫は少しでも再発しない可能性があるのであれば、ということで抗がん剤治療をすることになりました。
もちろん、ここで抗がん剤治療をしない、という選択もありましたが、夫の中では「やることやって、再発したらしょうがないと諦めがつく」ということだったようです。

2012年11月に大腸がんの手術をしましたが、同じ時期に手術をした方も多く知っています。同じようにブログを書いていた方、同じステージだった方。それぞれがそれぞれの主治医と相談しながら治療方法を選んでいたため、みなさんやっていることは違っていましたが「大腸がんになった」
という事実は一緒。コメントしあったり、はげましあったり。

それが術後3年に入ったくらいから、大きく状況が変わってきた方が多いような気がしていました。再発の起こりやすい時期を調べると、

術後3年までの再発が83%
術後5年までの再発が96.5%

ということで再発のほとんどが手術後5年以内に診断されています。(大腸癌治療ガイドラインより抜粋)

ステージ別では

ステージ1 3.7%
ステージ2 13.3%
ステージ3 30.8%

となっているので、ステージ3だと3人に1人くらいは再発するということですね。

この数値を見て感じたことは「思ったより多くの人が再発するんだ」ということでした。

そのため、同じ時期に大腸がんになった人の多くが、再発して、旅立って行った方もいらっしゃいました。

それを見るたびに「次は夫の番かも」と思っていた5年間でした。

5年が過ぎ、6年が過ぎ、そして7年が過ぎ。再発はしていないものの、やはり定期的な検診と健康診断は十分すぎるくらいにやらないといけないなぁと思って、そこは非常に気を使っています。

そこで大腸カメラ検査の頻度ですが、5年に1度程度でよい、とする考え方が一般的になっています。
ただし、40歳をすぎると危険性が高くなるので、期間を短くしながら受けなければいけないようです。
大腸ポリープががんになるまでに平均して10年ほどかかることがその理由だそうですが、大腸ポリープを見逃す可能性もあり、それを考えると2〜3ん縁に1度大腸カメラ検査を受けることが重要かもしれません。

夫が最後に大腸カメラをうけたのは、2018年12月なので、今年2020年の12月で2年。2021年12月で3年なので、2020年12月〜2021年12月までの間にうけるのがよさそうですね。

そして妻の私も、もう大腸カメラをうけたのは5年くらい前なのかもしれないので、いつ頃受けたのかを調べて、再度、大腸カメラを受けねば・・・と思っています。

こうやって昔のことをおもいだしながら文章を書いていると、夫の腫瘍の大きさが7.5センチだったことを考えると、もうすでに10年以上前からがん細胞を育てていたのではないか・・・ということになりますよね。
夫が大腸がんになったのは35歳の時なので、25歳ごろからは大腸ポリープがあったんでしょうか・・・。
これは誰にもわからない真相なので、神のみぞ知る、というところですね。

・・・結局は「運まかせ」という話になってしまってスミマセン。

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