腫瘍発覚から大腸がんと診断されるまでの食事

大腸がんになって、食事の工夫は常に意識していますが、一番大変だったのが、大腸カメラで腫瘍が発覚してあと、大腸がんと診断されるまでが一番怖かった、という夫談。

何が怖かったかというと、大腸がんと診断されることではなく、人工肛門になること、だったようです。

食物繊維が多い食事は、腸に詰まってしまうとダメなので・・・とアドバイスをいただいたので、それを参考にして、なるべく栄養価が高く、かつ、食物繊維が少なく、おいしいものを食べさせたいと思って作った1品です。

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じゃじゃ〜ん!
沖縄では有名なアカマチ(はまだい)を480円で購入!

うちは土鍋でご飯を炊くのですが、そのご飯の上にアカマチを乗っけて、ご飯を炊く際の水をだし汁にして、いつものように炊くだけ。

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うちの土鍋は2合炊きなので、魚がどっさり入っているようにみえますが・・・。
こんなかんじでほっこりと炊きあがります。


一度、魚をお皿に取り出して、骨などを除いて、身の部分をご飯にざっくりまぜていただくだけです!

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ネギなどをご飯の上にのっけると彩りもばっちりですね!!
栄養価を落とさずに夫の心配を最低限にし、さらに食べておいしい、というメニューを考えるのは大変でしたが、今となってはこうやって振り返ると懐かしいな〜と余裕を持ってみることができます。
その時に余裕があったか?と言われると、余裕はなかったかもしれません。
ただ、必死で夫の不安を軽減させるためにはどうしたらいいか?食事を考えること、大きな刺激を与えないことが大切だと思ったので、おだやかに過ごすことを意識しました。

あの時、運良く(まさに運だと思います)、腫瘍が破裂せず、無事に手術までの期間を過ごせたことは、的確なアドバイスをいただいた外科と内科の担当医と、夫の努力、そして周りの協力だったと振り返ることができます。

大腸がんになった家族を持つと(大腸がんだけではないと思うのですが私が実際に経験したのはこれだけなので・・・)、やはり「食事」がかなり大きなキーワードになってくると思います。

家で食事をするときには極力薄味、でも、食べたくなくなるほど薄味だと「ご飯」が楽しくなくなりますね。
なのでその調整は必要です。あとは調味料にも少しこだわって考えるようになりました。
なるべく、天然素材、減塩のものを使う、化学調味料は極力使わない、国産の素材を使う、農薬がなるべく少ないものを選ぶ。
ポイントは多くなりますが、慣れてくると醤油はこれ、塩はこれ、と決まったものを使うようにしています。
そうすることで、いつもの味を守ることができるようになりました。

こうやって1つ1つ、時期別にどういう料理を作っていたか、どういうところに気をつかっていたか、メモを見て、思い出しながら紹介していきたいと思います。

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