ある日の食事

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大腸がんになってからというもの、食事には気をつかっているのですが、その時の状況で気をつけることが違っているので、そのまとめです。

手術を待つ間・・・非水溶性食物繊維をとりすぎると、腫瘍にひっかかり、便がつまったり、腸閉塞になる可能性があるので、非水溶性食物繊維をとりすぎないようにする

手術後・・・消化のいいもの。薄味を心がける。油っぽいものを食べ過ぎないように。

抗がん剤治療中・・・一般的な食事に戻す。手術前より量が減ったので、品数を多くし、食事の時間が楽しめるように工夫する。

抗がん剤治療終了後・・・一般的な食事は継続。以前より、野菜を欲するようになったので、煮物やサラダなど、味や食感を工夫して、手術前の食生活に戻らないように注意している

ざっとまとめるとこういう感じです。


写真の食事は、白米に野菜スープ(鶏ハムの出汁からとったハーブ風味)、マカロニポテトサラダ、水菜のサラダ、煮豚ステーキです。

お肉は食べないほうがいい、白米より玄米、という考え方もあり、悩むところもあったのですが、楽しい食生活がなによりストレスをためないようにすることが大切だと思ったので、私たちの場合はこのスタイルです。
大腸がんの患者の数だけ(大腸がん以外もそうですが)、その方法があり、考え方があると思っています。
私たちの場合は、夫と相談し、そして私自身の考え方も意見交換し、情報を収集し、柔軟に対応していくことが中心となり、そこに頑固にならずにひろく視野を持つというのを意識しています。

するかしないかわからない再発の恐怖に怯えるより、今日の食事を楽しく、今日の生活を楽しく、なるべく不規則にならないようにお互いにブレーキをかけながら、1日1日を積み重ねています。

今週で手術をしてから、1年5ヶ月が過ぎました。
6月の初旬には1年半の造影剤CTの検査、血液検査が控えています。
その前に今月は人間ドックがあります。
私も一緒にうけるのですが、夫が大腸がんを発見するきっかけになったのも健康診断なので、そこはしっかりうけようと思っています。年に1度は自分への時間の投資ですね。
この時間はどんなに忙しくても確保しないと、何かあったときに「ああやっておけばよかった」と思う可能性は低くなるかな、と考えています。

やった結果、何かあればそれはしょうがないとある程度のあきらめはつくと考えています。
自分が進む道が決まったとき、自分自身が納得できることをやっているかやっていないかという指針にもなります。
夫が大腸がんになったことで、私たち夫婦の考え方は大きくかわってきました。
「未来」は「今」があってこそだということに気がつきました。

「今」忙しいから、健康診断や人間ドックはあとで、と思う時期は私も実際にありましたし、夫にもありました。
ただ、それだと「未来」がない場合もあることに気がつきました。
「今」時間をつくることで「未来」の時間を確保しているという考え方になってからは、優先順位の考え方や行動がかわってきました。

ちょっとしたことなのですが、なかなか普段の生活の中ではわからなかったことを学ばせてもらいました。
そして最近、忙しい毎日で、夜中1〜2時まで起きていることが多くなり、朝が遅くなってしまった夫のリズムも、また見直す時期です。
ベストは23時〜1時の間には寝て、朝は6時〜8時に起床、忙しいときには5時起床というリズムができるといいな、と思っています。
それもしっかり「今」を見つめ直して行動することですね。

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