夫がタバコをやめてから早6年がたちました。これは大腸がんになったときにとても感謝したこと。

毎年、ゴールデンウィークになると思い出すのが、夫がタバコをやめたこと。
1日1箱吸うヘビースモーカー。
もともと、12mgを吸っていたらしいのですが、私と出会うころは、8mg。
タバコが苦手な私が言い続けて3年ほどで1mgまでに落ちたものの、本数は変わらず。

それが突然、6年前のゴールデンウィークにタバコをやめると宣言してそこからはスパっとやめました。


やめてから1週間くらいあとに、仕事のイライラから

もう吸ってもいいかな。イライラする。

と言われたので、私は、

吸ってもいいけど、あなたがやめるといったからこの1週間、ずっと眠りっぱなしのあなたを見ても、イライラしているのを感じても、ずっと耐えてきた。苦しいのはわかるけど、同じように周りの人も苦しいことを理解してほしい。
今回、せっかく1週間耐えてきたのに、また吸うと、またやめるというときに私はこんなに苦しまないといけないことを理解して、それでも吸うならどうぞ。

と話しました。
その話でぐっと我慢したようで、その日は結局吸うことはなく過ぎました。

それからは、吸いたい、と言われた記憶がないので、おそらく夫もそういう話はしなかったんだろうと思います。
今日まで6年間、やめる、と口に出してから周囲の誘惑にも負けずにタバコを吸わなかった彼の強い意思は見習わなければ、と思います。

そして1年半前、大腸がんがわかったときに担当医に聞かれたのは、タバコを吸っているかどうか。
やめてから4年くらいになるという話をしたところ、やめてよかったね、と言われました。
手術で全身麻酔をすると、タバコを吸う人は、痰が器官にからまって、苦しさが倍増するということでした。
痰のキレが悪くなることは、とても苦しいので、やめてよかったよね、と言われて少しほっとしたのを覚えています。

大腸がんになる前に、タバコをやめることがこんなに大きな影響になることは予想もしていなかったので、大腸がんと告知された帰り道、タバコをやめててよかったね、すべてが今日につながっていたね、という話で盛上がったのを思い出しました。

ゴールデンウィークは毎年、タバコをやめたことをネタにして会話がはずみます。

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